心臓に関する情報

心臓病 原因 運動不足 頻繁に歩く習慣のある人は悪玉コレステロールが少ない

心臓病 原因 運動不足

心臓病 原因 運動不足 もあります。頻繁に歩く習慣のある人は悪玉コレステロールが少ないことがわかっています。では、誰にでも簡単にできる一番いい運動法とはどのようなものでしょうか。それは、ウォーキングです。ウォーキングといっても、心臓に問題のある人には負担の大きい速歩は向きません。ベストは、スローペースで1 日につき6000歩を目指す「ゆっくり歩き」です。

心臓病 原因 運動不足 乱れた生活習慣が心臓病を引き起こす

心臓病 原因 運動不足
心臓病 原因 運動不足

心臓病は、生まれながらにして心臓に欠陥のある場合を除いて、そのほとんどが長年にわたる運動不足、または過激な運動や労働、食べすぎ、肥満、ストレス、喫煙などの悪い生活習慣によって起こります。

かつて心臓病は、60代以降に起こることが多かったのですが、最近では40代50代の比較的若い人たちにも増えています。これには、さまざまな原因が考えられますが、主に、食生活が豊かになり、動物性の脂肪分を多くとるようになったこと。そして、交通機関などが発達して歩く機会が減り、運動不足になっている人が増えているためです。

食生活が豊かになったのは喜ばしいことですが、運動不足に陥ったまま、体内に摂取したエネルギーを消費しないでいると、やがてさまざまな病気を引き起こします。

例えば、血液中の糖分が多くなる糖尿病や、血液中の脂質(コレステロールなど)が過剰になる脂質異常。高血糖と高コレステロールで血液がドロドロになると、高血圧も招きます。この状態が長く続けば、血管の内壁に惑玉(LDL)コレステロールなどが付着して、動脈硬化が進みます。全身に血液を送り出す心臓にも大きな負担がかかるため、心臓自体の機能も衰えてきます。その結果、心筋梗塞や狭心症などの心臓病を起こしやすくなるのです。

心臓を強化するのは有酸素運動

心臓の衰えや動脈硬化の進行を防ぎ、心臓病を撃退する一番の方法は、適度な運動(有酸素運動)を習慣にすることです。

有酸素運動は、酸素を体内に取り入れながら行う運動のこと。これを毎日続ければ、心臓の筋肉が強化され、血液を送り出す力が大きくなります。

心筋が強化されると、1回の心筋の収縮で送り出せる血液の量が増え、心拍数(心臓が拍動する回数)が減少します。全身に血液をスムーズに送り出せるようになるので、心筋が必要とする酸素や栄養の量も少なくてすみます。その結果、心臓の負担を大幅に減らすことができるのです。

有酸素運動は、心筋の内部にある毛細血管も増やします。そのため、栄養や酸素の供給量が増加すると同時に、老廃物の排出も促され、心筋を健全に保ちます。

それだけではありません。有酸素運動は、血管の柔軟性や弾力性を高めつつ、血液中のコレステロールなどを消費するため、、血液がドロドロになるのを抑えます。この作用は、高い血圧を下げる効果があるので、心筋の負担が減ることにつながります。

こういった理由から適度な運動は心臓を健全な状態に保ち、心臓病(特に心筋梗塞)の予防にも再発防止にも役立つということです。

では、誰にでも簡単にできる一番いい運動法とはどのようなものでしょうか。それは、ウォーキングです。ウォーキングといっても、心臓に問題のある人には負担の大きい速歩は向きません。ベストは、スローペースで1 日につき6000歩を目指す「ゆっくり歩き」です。

ストレスと運動の関係性なども興味深いところです。

歩くと善玉コレステロールが増える

では、ゆっくり歩きはどのくらいの適さで歩けばいいのでしょうか。分速でいうと1分間に40~60メートル(時速2.4~3.6km)ですが、人と話をしながら歩けて、息苦しさを感じない程度の速さで歩けばいいでしょう。

ゆっくり歩きは、ウォーキングの経験のない人や体力のない人、足腰に痛みのある人であれば、1日に20分程度から始めましょう。これを1~2週間ほど続け、体が慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていきます。これを1~2ヶ月続けてみて、心臓や足腰に異常がなければ、1日に6000歩まで歩くことを目標にします(6000歩を1日2~3回に分けてくのもOKです)。

ゆっくり歩きは、毎日行いますが、忙しくてできないという人は、1週間に2日休んで5日歩くというのでもかまいません。雨降りの日などは、屋内で趣味に打ち込んだり、家事などで体を動かしたりするといいでしょう。

ゆっくり歩きを続けていると、早い人なら数週間で効果が現れてくるでしょう。血糖値や血圧、総コレステロール値が下がって、善玉(HDL)コレステロールが増えてきます。

善玉コレステロールは、血管に付着した悪玉コレステロールの除去や、血液中の悪玉コレステロールを肝臓へ運んで処理する働きをします。つまり、善玉コレステロールが増えれば、悪玉コレステロールを減らすことができるのです。

運動不足が心臓病を引き起こす理由

  1. 肥満の増加
    • 運動不足はカロリー消費の減少を招き、体重増加や肥満につながります。肥満は高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの心臓病リスクを高める要因となります。
  2. 血圧の上昇
    • 定期的な運動は血圧を低下させる効果があります。運動不足により血圧が上昇し、高血圧のリスクが高まります。
  3. コレステロール値の悪化
    • 運動不足はHDL(善玉)コレステロールの減少とLDL(悪玉)コレステロールの増加を引き起こすことがあります。高コレステロールは動脈硬化を進行させ、心臓病のリスクを増加させます。
  4. 血糖値の上昇
    • 運動はインスリン感受性を向上させ、血糖値のコントロールを助けます。運動不足は糖尿病のリスクを高め、糖尿病は心臓病の主要なリスクファクターです。
  5. ストレスの増加
    • 運動はストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを下げ、心の健康を保つのに役立ちます。運動不足はストレスや不安を増加させ、心臓に悪影響を及ぼすことがあります。
  6. 血液循環の悪化
    • 定期的な運動は血液循環を促進し、心臓と血管の健康を維持します。運動不足は血流の悪化を招き、血栓の形成や動脈硬化の進行を助長することがあります。
  7. 心肺機能の低下
    • 運動は心臓と肺の機能を強化し、酸素供給を効率的に行えるようにします。運動不足はこれらの機能を低下させ、心臓に余分な負担をかけることになります。

結論

運動不足は心臓病のリスクを高める多くの要因を持っています。定期的な運動を取り入れることで、これらのリスクを減少させ、心臓の健康を維持することができます。医師と相談しながら、自分に合った運動習慣を取り入れることが重要です。

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狭心症 サイン 左肩だけのこりは狭心症の前ぶれ、中年太りの女性は要注意

狭心症 サイン

狭心症 サイン 左肩だけのこりは狭心症の前ぶれ、中年太りの女性は要注意しなければいけません。胸痛の大半は、なんらかの運動や動作をきっかけにして起こります。例えば、重い荷物を持って外出したとき、自転車で坂道を登っていたとき、排便時にいきんでいたときなどです。

狭心症 サイン 重い荷物をもって歩くと発症しやすい

狭心症は冠動脈の動脈硬化によって、心筋が一時的に酸欠状態に陥る病気。動脈硬化を招く高血圧・脂質異常・高血糖が日本人に増えるのと比例して狭心症にかかる人の数も多くなっていて、特に50代以降の男性によく見られます。

狭心症の症状では、胸からみずおちにかけて痛みが起こりますが、心筋梗塞ほどは激しくありません。胸を締めつけるような圧迫感や、息苦しさやむかつき程度の不快感を感じることもあります。胸痛が起こった場合も、持続時間は10分以内と比較的短いのが特徴です。

胸痛の大半は、なんらかの運動や動作をきっかけにして起こります。例えば、重い荷物を持って外出したとき、自転車で坂道を登っていたとき、排便時にいきんでいたときなどです。

動作のほかにも、感情の変動や興奮などがきっかけとなることもあります。家族との口論やテレビを見て興奮したとき、夜中に問違い電話で起こされたときなどです。

ただし、狭心症の中には冠動脈が攣縮を起こして生じるタイプもあります。この場合は早朝や安静時に胸痛が起こります。

  1. 胸部痛の放散: 狭心症の初期症状は、胸部の圧迫感や痛みですが、これが左肩や左腕に放散することがあります。特に、左腕の痛みやこりは、狭心症の特徴的なサインの一つです。
  2. 身体活動時の症状悪化: 身体活動時やストレス時に左肩の痛みやこりが増す場合、狭心症の可能性が高まります。これは、心臓がより多くの酸素を必要とする状況で、血流が不足するために症状が悪化するためです。
  3. 息切れや動悸: 狭心症の他の一般的な症状である息切れや動悸が、左肩の痛みやこりと併発する場合もあります。
  4. 胸部不快感: 一部の人は胸部の不快感がないまま、左肩の痛みだけが現れることがありますが、これは狭心症のサインとして認識されます。

これらの症状がある場合、特に心臓疾患や狭心症のリスク因子を持つ人は、早めに医師に相談し、詳しい検査を受けることが重要です。早期の診断と適切な治療は、合併症のリスクを軽減し、症状の管理を改善するのに役立ちます。

中年太りで胆石症の女性になりやすい

狭心症の症状は、胸痛だけではありません。狭心症の前ぶれ症状としては、左肩やあご・奥歯の痛みや胸やけなどがあります。

痛みの信号は、障害が起こっている部位から直接的に脳に伝わるわけではなく、まず脊髄に伝わります。脊髄には、さまざまな知覚神経が適っていますが、これが混線を起こして肩・あご・奥歯などに痛みが伝わったり、胸やけの症状として現れたりすることがあるのです。

ただし、高齢者や糖尿病の方は神経障害を起こしている場合が多く、痛みを感じる神経の働きが鈍くなっています。このため、痛みを感じない人もいれば、めまいや耳鳴り、手足のしびれ、冷や汗などが狭心症の前ぶれとして現れる人もいます。

なお、最初に、狭心症は男性に多い病気と述べましたが、胆石症の女性が併発するケースも少なくありません。

これは、胆石による激痛が知覚神経を適して冠動脈のけいれんを引き起こし、狭心症を誘発するからではないかと考えられています。胆石症になりやすいのは、中年以降に体重が増えた女性です。食べ過ぎに注意し、肥満にならないように注意します。

狭心症の前ぶれ症状

  • 胸痛(圧迫感やむかつき)
  • 胸焼け
  • 手足のしびれ
  • 冷や汗
  • めまい
  • 耳鳴り
  • あごや奥歯の痛み
  • 左肩の痛みやこり

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胸痛の原因 肋間神経痛 体を曲げる動作や深呼吸で痛みが増す 心臓病ではない

胸痛の原因 肋間神経痛

胸痛の原因 肋間神経痛 体を曲げる動作や深呼吸で痛みが増せば 肋間神経痛であ可能性大です。胸痛 心臓病 とは限らないことを理解しましょう。多くは、問題のない痛みのことのほうが多いですが、中には心臓病による痛みの場合もあるので注意します。
胸の痛み 心臓病の疑いがある痛み 多くは心配ないが、痛む範囲が広い場合、胸の奥が痛むときには心臓病の疑いも考える

胸痛の原因 肋間神経痛 の場合も実際に痛む部位を指で押してみる

胸の痛みは、狭心症や急性心筋梗塞の代表的な症状といわれています。胸の奥が圧迫されるような痛みが突然起こったなら、これらの心臓病が疑われます。狭心症や心筋梗塞など、虚血性の病気では、重症であれば血圧が急激に下がり、顔面や胸・背中などに冷や汗をかきます。これらは、虚血性の病気と非虚血性の病気を見分ける判断材料になります。

とはいえ、胸痛の大半は、虚血性の心臓病とは問係がありません。胸が痛くなると、誰しも不安になるものですが、生命に危険のない胸痛のほうが圧倒的に多いのです。胸痛を訴えてきたときには、痛む場所を指で押してみます。こうすることによって、内臓からの痛みなのか、神経・筋肉・骨など体の表面の痛みなのか、緊急処置を要するかどうかを判定できるのです。

「痛い!」と叫んだときは、体の表面の痛みです。一方、体の深部にある内臓の痛みなら、指で押しても痛みに変化はありません。痛む範囲が狭く、痛む場所を指1本で指し示せるようなときは、心臓病や内臓の病気ではないと思って大丈夫です。

胸痛によって救急搬送されてきても狭心症ではなかった方は多数います。その中で多いものの1つが、肋骨に沿って走る神経痛む肋間神経痛です。

 

肋間神経痛 とは?

肋間神経痛 は、肋骨に沿って走る肋間神経が刺激されたり圧迫されたりすることで起こる痛みのことを指します。主に胸や脇腹、背中にかけて鋭い痛みが現れるのが特徴です。

肋間神経痛の主な症状

  • 胸や脇腹、背中に沿ってピリピリ・ズキズキとした痛みが走る
  • 針で刺されたような鋭い痛み電気が走るような痛み
  • 深呼吸や体をひねると痛みが強くなる
  • 皮膚の感覚が過敏になったり、逆に鈍くなったりすることがある

痛みの程度は軽いものから、日常生活に支障をきたすほど強いものまでさまざまです。

肋間神経痛では、体を曲げたり、深呼吸をしたりしたときに強い痛みが走ります。肋骨の骨折や、筋肉痛の場合も同様です。これらには、痛む範囲が狭い、痛みが針で刺したように痛いといった特徴もあります。また、通常は左右のどちらか片側にだけ胸痛が現れます。

さらに最近、狭心症の疑いありとして紹介された主婦の方が、実は愛犬の死がきっかけで起こったペットロス症候群だったということもありました。こういった「心因性の胸痛」も、このところ増えているのです。

ペットロス症候群による胸の痛みについて

ペットロス症候群とは、大切なペットを失った悲しみや喪失感によって、心身にさまざまな不調が現れる状態のことを指します。その中でも、胸の痛みを感じる人は少なくありません。

ペットロス症候群で胸が痛くなる理由

  1. ストレスによる自律神経の乱れ

    • 強い悲しみやストレスがかかると、交感神経が過剰に働き、胸の圧迫感や動悸を引き起こすことがあります。
  2. 心因性の胸痛(心臓神経症)

    • 精神的ショックが原因で、実際に心臓に問題がなくても胸が痛むことがあります。
    • 「息苦しさ」や「締め付けられるような痛み」を感じることが特徴です。
  3. 過換気症候群

    • 強い悲しみや不安で呼吸が浅くなり、酸素と二酸化炭素のバランスが崩れて胸が苦しくなることがあります。
    • 手足のしびれやめまいを伴うこともあります。
  4. 筋肉の緊張や肋間神経痛

    • 悲しみやストレスで肩や背中の筋肉がこわばることで、肋間神経が圧迫され、胸が痛むことがあります。
    • 体をひねったり、深呼吸をすると痛みが増す場合は、筋肉や神経の影響が考えられます。

 

 

ほかにも本来は「胸焼け」であるはずの逆流性食道炎(食道の病気)の方や、さらに、突発的に胸痛を感じて受診した病院で、急性心筋梗塞と誤認された、自然気胸(肺の病気)の方などもいらっしゃいます。

これら以外にも心膜炎、胸膜炎(これらは発熱を伴う)、さらには死に至る大動脈の解離など、胸の痛みの原因になる病気はたくさんあります。

以上のように、体の表面の胸痛や心因性の胸痛もさることながら、痛みが引かない、痛みが強くなる、冷や汗が出る、呼吸がしにくいなどの症状を伴う場合には、素早く内科や専門医を受診したほうがいいでしょう。

狭心症と心筋梗塞の異なる点