高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれる病気です。
その理由は、血圧が高くても初期にはほとんど自覚症状がなく、気付かないうちに血管へのダメージが進行してしまうためです。
そのまま放置すると、脳卒中や心筋梗塞、心不全など命に関わる病気を引き起こす可能性があります。
この記事では、高血圧の初期症状や危険なサイン、受診の目安についてわかりやすく解説します。
高血圧は初期症状がほとんどない
高血圧の最大の特徴は、初期にはほとんど症状が現れないことです。
血圧が高い状態が続いていても、普段と変わらない生活を送れてしまうため、健康診断や家庭で血圧を測定して初めて高血圧に気付く方も少なくありません。
そのため、症状がないからといって安心せず、定期的に血圧を測ることが大切です。
高血圧でみられることがある症状
血圧が高い状態が続いたり、急激に血圧が上昇したりすると、次のような症状が現れることがあります。
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 動悸
- 息切れ
- 耳鳴り
- 疲れやすい
- 視界がかすむ・ぼやける
- 鼻血(まれにみられることがあります)
ただし、これらの症状は高血圧だけに特有のものではなく、ほかの病気でも起こることがあります。
危険なサインを見逃さない
次のような症状がある場合は、高血圧による重大な病気が隠れている可能性があります。
- 突然の激しい頭痛
- 胸の強い痛み
- 息苦しさが続く
- 手足のしびれや麻痺
- ろれつが回らない
- 意識がもうろうとする
- 急激な視力低下
これらは脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離など緊急性の高い病気のサインである可能性があります。症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
症状がなくても高血圧は進行する
高血圧は症状が少ないまま進行し、血管に少しずつ負担をかけ続けます。
その結果、動脈硬化が進み、次のような病気のリスクが高くなります。
- 脳梗塞・脳出血
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 心不全
- 慢性腎臓病
- 網膜症
症状がないことは「健康」という意味ではありません。定期的な血圧測定が、重大な病気の予防につながります。
症状がある場合は原因を確認することも重要
高血圧には生活習慣や加齢、遺伝が関係する「本態性高血圧」のほか、腎臓病やホルモンの病気などが原因となる「二次性高血圧」があります。
高血圧になる原因について詳しく知りたい方は、高血圧の原因とは?生活習慣・遺伝・病気との関係も参考にしてください。
早期発見には家庭での血圧測定が大切
高血圧は自覚症状だけで判断できる病気ではありません。
家庭で毎日血圧を測定し、普段の数値を把握しておくことで、異常の早期発見につながります。
また、健康診断で血圧が高いと指摘された場合は、そのまま放置せず医療機関へ相談しましょう。
高血圧の原因や基準値、治療法、予防法などについて詳しく知りたい方は、高血圧とは?原因・症状・基準値・治療・予防を徹底解説【記事一覧】もあわせてご覧ください。
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