心房細動は、不整脈の一種であり、脈が不規則になる病気です。症状がはっきり現れる人もいれば、ほとんど自覚症状がなく健康診断で偶然見つかる人もいます。しかし、自覚症状がないからといって安心できる病気ではありません。放置すると脳梗塞や心不全などの重大な合併症につながる可能性があります。
この記事では、心房細動で現れやすい症状や初期症状、見逃しやすいサイン、受診の目安について解説します。また、心房細動の原因や治療法、再発予防について詳しく知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】もあわせてご覧ください。
心房細動でよくみられる症状
心房細動では、心房が規則正しく収縮できなくなるため、脈拍が乱れたり心臓の働きが低下したりします。その結果、次のような症状が現れることがあります。
- 動悸(ドキドキする感じ)
- 脈が飛ぶ・脈が乱れる
- 息切れ
- 胸の違和感や圧迫感
- 疲れやすい
- めまい・ふらつき
- 運動時に息苦しくなる
症状の程度には個人差があり、発作的に現れる人もいれば、持続的に続く人もいます。
初期症状は気付きにくいこともある
心房細動の初期には、軽い動悸や疲労感だけで終わることがあります。「年齢のせい」「疲れているだけ」と考えてしまい、見過ごされるケースも少なくありません。また、数分から数時間で症状が治まる発作性心房細動では、受診時には正常な心電図となることもあります。
このような場合でも症状を繰り返すようであれば、循環器内科を受診し、必要に応じてホルター心電図などの検査を受けることが大切です。
見逃しやすいサイン
心房細動は症状が軽いために見逃されることがあります。次のような変化が続く場合は注意しましょう。
- 安静時でも脈が不規則に感じる
- 階段で以前より息切れしやすくなった
- 疲れやすくなった
- 胸がドキドキすることが増えた
- 健康診断で不整脈を指摘された
こうした症状がある場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。
すぐに受診したほうがよい症状
次のような症状が現れた場合は、早めの受診や救急受診が必要になることがあります。
- 激しい胸の痛み
- 強い息苦しさ
- 意識を失う
- 手足の麻痺や言葉が出にくいなど脳梗塞を疑う症状
特に片側の手足が動かしにくい、顔のゆがみ、ろれつが回らないなどの症状は脳梗塞の可能性があるため、速やかに救急要請を検討してください。
症状がなくても治療は重要
心房細動は、自覚症状がなくても血栓ができるリスクがあります。そのため、症状の有無だけで重症度を判断することはできません。医師の指示に従って抗凝固薬などを服用し、定期的な検査を受けることが脳梗塞予防につながります。
また、高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、それらを適切に管理することも重要です。禁煙や節酒、適度な運動など生活習慣の改善も再発予防に役立ちます。
まとめ
心房細動では、動悸や息切れ、脈の乱れなどが代表的な症状ですが、自覚症状がほとんどない人もいます。しかし、放置すると脳梗塞など重大な病気につながる可能性があるため、健康診断で不整脈を指摘された場合や気になる症状がある場合は早めに受診しましょう。
心房細動について原因や検査、治療法、再発予防まで総合的に知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】をご覧ください。
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