心筋梗塞は生活のリズムが変わる月曜日や気温6度未満の冬の朝に多発

死亡者数は12~3月に多発する

日本人の死因のうち、第1位であるガンに次いで多いのが、心筋梗塞や狭心症・不整脈などの心臓病です。ところがガンと心臓病では、その発生パターンが異なります。

ガンは年問を通じて、月別死亡者数はほとんど変動がないのに対して、心臓病は寒い時期に多発し、死亡者数も増加しているのです。
例えば、突然死につながりやすい心筋梗塞の月別の死亡者数は、11月から増えはじめてほ〜3月にピークを迎え、その後は減少することが、国の調査でわかっています。

心筋梗塞の発症者数は、年間でl00万人以上。そのうち亡くなる人は、心臓病による死亡者数の約4潮を占め、最も多くなっています。

心筋梗塞を招く重大原因は動脈硬化(動脈の老化)ですが、これは症状が現れないため、気づかないうちに進行します。そして、ある日突然、発作を起こし、突然死さえ招く怖い病気です。

心筋梗塞は、寒い時期のほかにも、月曜日や朝など生活のリズムが変わるときに発症しやすいことがわかっています。心筋梗塞を防ぐためには、こうした季節や曜日・時問帯の過ごし方に注意することが大切です。

なお、心筋梗塞は生活のリズムが変わるときに多発することから、生体リズムをつかさどる自律神経のバランスが乱れることで発症していると考えられています。

低い気圧も心臓に負担がかかる

心筋梗塞は気温が低いことに加え、気圧が下がるとさらに起こりやすくなることが、広島県医師会などが行った調査で明らかになりました。

広島県では冬の問、この調査結果をもとに、テレビの天気予報で「心筋梗塞予報」(ちなみに「脳卒中予報」もある)を流しています。
心筋梗塞予報では、心筋梗塞の起こりやすさを「警戒(危険大)」「注意(危険中)」「普通(危小)の3段階に分けて伝えています。

最も危険とされる「警戒」が出されるのは、1日の平均気温が6度未満、かつ平均気圧が1013ヘクトパスカル(地球全体の平均気圧)未満のとき、あるいは寒冷前線が通過するときとのこと。
つまり、気温と気圧がこの条件に当てはまる日は、心筋梗塞が多発しやすいのです。

このように、気温や気圧の低下は、心筋梗塞の発症と深、い関係がります。気温や気圧が急激に下がると、心仙臓に負担がかかり、血圧も急に上がるため、心筋梗塞を起こす危険が大きくなるのです。

特に冬は、室内と外気の温度差が大きいので、外に一歩出たとたん、心筋梗塞を起こす例が少なくありません。そこで、寒くて天気の悪い日は、外出するときに防寒着だけでなく、マフラーや手袋、厚手の靴下、帽子などを身に着けるようにしてください。天気予報で、気温や気圧、前線の動きなどを確かめるというのも役に立つでしょう。

42度以上の熱い風呂は心臓に負担がかかる、最適な湯温は38~40度

入浴時間は15分以下にする

入浴は、血管を拡張して血行をよくし、リラックス効果もあるので、大変優れた健康法です。しかし、入浴のやり方を問違えると、かえって心臓に負担をかけ、血圧を上げる場合もあるので注意が必要です。

実際に、高齢者や高血圧の人、動脈硬化(動脈の老化)が進んでいる人で、入浴中またはその前後に心筋梗塞などの発作を起こしてしまう人も少なくありません。

まず、湯の温度がとても重要です。血圧が高めの人や動脈硬化が進んでいる人は、温泉や銭湯によくある42度以上の熱い風呂に入ると、血圧が急激に上がるので、このようなことはさけてください。湯に浸かったときは、心身が緊張して血圧が上がり、少したつと血行がよくなるので血圧は徐々に下がっていきます。

とはいえ、湯の温度が高くなるほど心身の緊張が高まるので、熱い湯に浸かると血圧は急上昇。中には、50mmHG以上も上昇する人もいます。

湯船から上がれば、次に洗い場に出ることになります。冬は洗い場と湯船の温度差が大きいため、ここでも血圧は上がるので要注意です。
長い入浴時問も問題です。湯に20~30分も浸かると汗を大量にかくため、血液の粘度が高まって心臓に負担がかかりやすくなります。
血液の粘度が高ければ、血栓もできやすくなります。その血栓で心臓の血管(冠動脈)がつまると、心筋梗塞を招いてしまいます。
こうした危険を回避するには、湯の温度は少しぬるめの38~40度(人肌よりもやや熱いくらい)が適しています。湯に浸かる時問も20分以下にしましょう。これだけでも、体は十分に温まります。もし、どうしても熱い、湯を好むという人は、しばらくぬるめの湯に浸かって体を慣らしてから、短時問の追い炊きをするといいでしょう。

これなら、血圧が急激に上がる、心配はないでしょう。また、入浴のさいは、肩まで深く浸かる全身浴よりも、腰から下だけ浸かる半身浴のほうが心臓への負担が少ないため、血圧が高めの人にはおすすめです。
半身浴は血管の詰まりに効果大

ただし、寒い時期には、湯船と洗い場の温度差にも注意してください。血圧が高めの人は、入浴する少し前から風呂ブタを問けておいたり、家族に先に入浴してもらったりして、浴室が十分温まってから入るといいでしょう。

脱衣場も浴室などに比べて冷えていることが多いので、つけっばなしでも安全なヒーターなどの暖房機器を置いて温めておくことをおすすめします。

さらに、風呂上がりには、湯冷めをしないように、素早く体や髪の毛の水分をふき取り、温かい寝巻きなどを着るようにします。最後に、入浴中は発汗によって水分が失われます。血液の粘度を上げないために、入浴の前後にはコップ1~2杯の水かお茶を飲むようにします。
ミネラルウォーターなら桜島 活泉水がおすすめです。血液をさらさらにする効果大です。

42度以上のお風呂は心臓に負担がかかる、最適の湯温は38~40度

入浴時間は15分程度が最適

入浴は、血管を拡張して血行をよくし、リラックス効果もあるので、大変優れた健康法です。しかし、入浴のやり方を問違えると、かえって心臓に負担をかけ、血圧を上げる場合もあるので注意が必要です。

実際に、高齢者や高血圧の人、動脈硬化が進んでいる人で、入浴中またはその前後に心筋梗塞などの発作を起こしてしまう人も少なくありません。

まず、湯の温度がとても重要です。血圧が高めの人や動脈硬化が進んでいる人は、温泉や銭湯によくある42度以上の熱い風呂に入ると、血圧が急激に上がるので、避けなければいけません。

湯に浸かったときは、心身が緊張して血圧が上がり、少したつと血行がよくなるので血圧は徐々に下がっていきます。とはいえ、湯の温度が高くなるほど心身の緊張が高まるので、熱い湯につかると血圧は急上昇。中には50mmhg以上上昇する人もいます。

湯船から上がれば、次に洗い場に出ることになります。冬は洗い場と湯船の温度差が大きいため、ここでも血圧は上がるので要注意です。長い入浴時問も問題です。湯に20~30分も浸かると汗を大量にかくため、血液の粘度が高まって心臓に負担がかかりやすくなります。

血液の粘度が高ければ、血栓もできやすくなります。その血栓で心臓の血管がつまると、心筋梗塞の原因になります。

こうした危険を回避するには、湯の温度は少しぬるめの38~40度(人肌よりもやや熱いくらい) が適しています。

お湯に浸かる時問も15分程度にしましょう。これだけでも、体は十分に温まります。もし、どうしても熱い、湯を好むという人は、しばらくぬるめの湯に浸かって体を慣らしてから、短時問の追い炊きするといいでしょう。これなら血圧が急激に上昇する心配もありません。

また、入浴のさいは肩まで深く浸かる全身浴よりも腰から下だけ浸かる半身浴のほうが心臓への負担は少ないため血圧が高めの人にはおすすめです。
半身浴についてはこちら。

ただし、寒い時期には、湯船と洗い場の温度差にも注意が必要です。血圧が高めの人は、入浴する少し前から風呂のふたを問けておいたり、家族に先に入浴してもらったりして、浴室が十分温まってから入るといいでしょう。

脱衣場も浴室などに比べて冷えていることが多いので、つけっばなしでも安全なヒーターなどの暖房機器を置いて温めておきます。さらに、風呂上がりには、湯冷めをしないように、素早く体や髪の毛の水分をふき取り、温かい寝巻きなどを心有ましょう。

最後に、入浴中は発汗によって水分が失われます。血液の粘度を上げないために、入浴の前後にはコップ1~2杯の水かお茶を飲むようにしましょう。

自宅内で特に心臓発作が多発するのは冷えやすい脱衣場やトイレ

朝、布団から飛び起きるのは危険

狭心症や心筋梗塞の発作は、寒い冬の季節に多発します。朝に多いのも特徴です。これは、血圧の上昇と深い問係があります。寒冷の刺激を受けると、自律神経のうちの交感神経が緊張して血管が収縮し、血圧が上がってしまうのです。

そこで、もともと血圧が高い人や、狭心症や心筋梗塞を起こしたことがある人などは、冬は特に要注意です。外出時は、室内と外気の温度差が大きいので、防寒に気を配ることが大切です。家の中でも、台所、廊下、トイレ、風呂場の脱衣場、玄関などは室温が低い場所。血圧の急な変化をさけるためには、暖房機器をうまく利用して、こうした場所の室温も18度前後に保つのが理想です。

ところで、携帯型の血圧計(医療用機器)を24時間身につけて生活し、血圧の1日の変化を記録しつづけると体調の変化がわかりおすすめです。
血圧は温度の変化だけでなく、日常の何気ない動作や習慣でも数10mmHG単位で急上昇します。

中でも、朝の起床後の3時間は、最も血圧が上昇しやすい時間帯となります。そのため、心筋梗塞や脳梗塞などによる突然死が起こりやすくなります。寝ている問は、自律神経のうちの副交感神経が優位で、血圧は最も低い状態にあります。
ところが、目覚めると交感神経が優位になります。このときには血管が収縮しているため、急に飛び起きると、ただでさえ上がりやすい血圧が一気に上昇してしまうのです。

特に、寒い冬の季節は、布団の中と外気には温度差があるので危険が増大します。冬の朝は、目覚めたらすぐに布団から出るのではなく、数分問は寝床で過ごし、ゆっくりと体を動かしてから起きるようにしましょう。暖房機器のタイマーを起床時間に合わせてセットしておくのもよい方法です。そのほかにも血圧が上昇しやすい動作や習慣は多くあります。

たとえば姿勢です。血圧の上がり方が最も大きかったのは、おじぎのように上体を前にかがめる姿勢でした。日常生活の中では、床に置いた物を取ろうとしたり、床や風呂の掃除をしたりするときにこのような姿勢になります。

前かがみの姿勢を取ると、腹圧が大きくなります。その結果、血圧が急に上がるので、高血圧の人は特に危険です。前かがみになるときは、床などに片ひざを着けて、腹圧がかからないよう注意します。

次に、排尿や排便の我慢も血圧を急上昇させる要因となります。これは、最大で50mmHGも上がることがわかりました。尿意や便意を感じたら、できるだけ早くトイレに向かいましょう。便秘ぎみの人や、いきんで排便するクセのある人も血圧が上がり、心筋梗塞などの危危険が増大します。特に和式トイレでは使用時に前かがみになるので要注意です。室温も低いので暖房機器を使って温めておきましょう。

心臓病の主な原因は運動不足で頻繁に歩く習慣のある人は悪玉コレステロールが少ない

乱れた生活習慣が心臓病を引き起こす

心臓病は、生まれながらにして心臓に欠陥のある場合を除いて、そのほとんどが長年にわたる運動不足、または過激な運動や労働、食べすぎ、肥満、ストレス、喫煙などの悪い生活習慣によって起こります。

かつて心臓病は、60代以降に起こることが多かったのですが、最近では40代50代の比較的若い人たちにも増えています。これには、さまざまな原因が考えられますが、主に、食生活が豊かになり、動物性の脂肪分を多くとるようになったこと。そして、交通機関などが発達して歩く機会が減り、運動不足になっている人が増えているためです。

食生活が豊かになったのは喜ばしいことですが、運動不足に陥ったまま、体内に摂取したエネルギーを消費しないでいると、やがてさまざまな病気を引き起こします。

例えば、血液中の糖分が多くなる糖尿病や、血液中の脂質(コレステロールなど)が過剰になる脂質異常。高血糖と高コレステロールで血液がドロドロになると、高血圧も招きます。この状態が長く続けば、血管の内壁に惑玉(LDL)コレステロールなどが付着して、動脈硬化が進みます。全身に血液を送り出す心臓にも大きな負担がかかるため、心臓自体の機能も衰えてきます。その結果、心筋梗塞や狭心症などの心臓病を起こしやすくなるのです。

心臓を強化するのは有酸素運動

心臓の衰えや動脈硬化の進行を防ぎ、心臓病を撃退する一番の方法は、適度な運動(有酸素運動)を習慣にすることです。

有酸素運動は、酸素を体内に取り入れながら行う運動のこと。これを毎日続ければ、心臓の筋肉が強化され、血液を送り出す力が大きくなります。

心筋が強化されると、1回の心筋の収縮で送り出せる血液の量が増え、心拍数(心臓が拍動する回数)が減少します。全身に血液をスムーズに送り出せるようになるので、心筋が必要とする酸素や栄養の量も少なくてすみます。その結果、心臓の負担を大幅に減らすことができるのです。

有酸素運動は、心筋の内部にある毛細血管も増やします。そのため、栄養や酸素の供給量が増加すると同時に、老廃物の排出も促され、心筋を健全に保ちます。

それだけではありません。有酸素運動は、血管の柔軟性や弾力性を高めつつ、血液中のコレステロールなどを消費するため、、血液がドロドロになるのを抑えます。この作用は、高い血圧を下げる効果があるので、心筋の負担が減ることにつながります。

こういった理由から適度な運動は心臓を健全な状態に保ち、心臓病(特に心筋梗塞)の予防にも再発防止にも役立つということです。

では、誰にでも簡単にできる一番いい運動法とはどのようなものでしょうか。それは、ウォーキングです。ウォーキングといっても、心臓に問題のある人には負担の大きい速歩は向きません。ベストは、スローペースで1 日につき6000歩を目指す「ゆっくり歩き」です。

ストレスと運動の関係性なども興味深いところです。

歩くと善玉コレステロールが増える

では、ゆっくり歩きはどのくらいの適さで歩けばいいのでしょうか。分速でいうと1分間に40~60メートル(時速2.4~3.6km)ですが、人と話をしながら歩けて、息苦しさを感じない程度の速さで歩けばいいでしょう。

ゆっくり歩きは、ウォーキングの経験のない人や体力のない人、足腰に痛みのある人であれば、1日に20分程度から始めましょう。これを1~2週間ほど続け、体が慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていきます。これを1~2ヶ月続けてみて、心臓や足腰に異常がなければ、1日に6000歩まで歩くことを目標にします(6000歩を1日2~3回に分けてくのもOKです)。

ゆっくり歩きは、毎日行いますが、忙しくてできないという人は、1週間に2日休んで5日歩くというのでもかまいません。雨降りの日などは、屋内で趣味に打ち込んだり、家事などで体を動かしたりするといいでしょう。

ゆっくり歩きを続けていると、早い人なら数週間で効果が現れてくるでしょう。血糖値や血圧、総コレステロール値が下がって、善玉(HDL)コレステロールが増えてきます。

善玉コレステロールは、血管に付着した悪玉コレステロールの除去や、血液中の悪玉コレステロールを肝臓へ運んで処理する働きをします。つまり、善玉コレステロールが増えれば、悪玉コレステロールを減らすことができるのです。