心不全では、薬による治療だけでなく毎日の食事管理も重要です。
特に塩分を摂り過ぎると体内に水分がたまりやすくなり、心臓への負担が増えて息切れやむくみなどの症状が悪化することがあります。
食生活を見直すことは、心不全の悪化予防にもつながります。
この記事では、心不全で意識したい減塩のポイントや避けたい食品、食事で心掛けたいことをわかりやすく解説します。
心不全で減塩が大切な理由
塩分を多く摂ると、体は水分をため込みやすくなります。その結果、血液量が増え、心臓はより強い力で血液を送り出さなければならなくなります。
この状態が続くと心臓への負担が大きくなり、息切れや足のむくみ、急な体重増加などの症状が現れたり、悪化したりすることがあります。
減塩のポイント
- だしや香辛料を活用して薄味に慣れる
- しょうゆやソースはかけずに少量つける
- 加工食品やインスタント食品を控える
- 汁物は飲み干さない
- 栄養成分表示で食塩相当量を確認する
急に極端な減塩を行うのではなく、少しずつ薄味に慣れていくことが長続きのポイントです。
避けたい食品
次のような食品は塩分が多い傾向があるため、食べ過ぎには注意しましょう。
- 漬物
- 梅干し
- ハム・ベーコン・ソーセージ
- カップ麺・インスタントラーメン
- 干物
- 佃煮
- 塩辛
- スナック菓子
完全に食べてはいけないわけではありませんが、量や頻度を調整することが大切です。
積極的に取り入れたい食品
- 野菜
- 果物(医師から制限がない場合)
- 魚
- 鶏むね肉
- 大豆製品
- 食物繊維を多く含む食品
栄養バランスのよい食事を心掛けることで、生活習慣病の予防にもつながります。
食事で気を付けたいこと
心不全では塩分だけでなく、食べ過ぎや飲み過ぎにも注意が必要です。水分制限が必要な場合もあるため、自己判断ではなく主治医や管理栄養士の指導に従いましょう。
また、毎日体重を測ることで体内の水分量の変化に気付きやすくなります。
食事とあわせて生活習慣も見直そう
食事管理だけではなく、適度な運動や十分な睡眠、禁煙、薬の服用を継続することも重要です。自己判断で薬を中止したり、塩分の多い食事を続けたりすると、心不全が悪化する可能性があります。
日常生活で注意したいポイントについて詳しく知りたい方は、心不全でやってはいけないこと10選をご覧ください。
こんな症状があるときは早めに受診を
食事に気を付けていても、息切れやむくみ、急な体重増加などがみられる場合は、心不全が悪化している可能性があります。
初期症状について詳しくは、心不全の初期症状|見逃しやすいサインとは?をご覧ください。
また、高血圧や不整脈などの病気は心不全の原因となることがあります。詳しくは心不全の原因とは?発症につながる病気と危険因子で解説しています。
まとめ
心不全では、減塩を中心とした食事管理が症状の悪化を防ぐために重要です。
加工食品や塩分の多い食品を控え、栄養バランスのよい食事を心掛けましょう。
また、毎日の体重測定や生活習慣の改善も心臓への負担を減らすことにつながります。
心不全について原因や症状、検査、治療法、予防まで総合的に知りたい方は、心不全とは?原因・症状・治療・予防までわかりやすく解説をご覧ください。
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