「心臓がドキドキする」「急に脈が速くなる」「胸がバクバクして不安になる」などの動悸は、誰にでも起こることがある症状です。
一時的な緊張や運動によるものなら心配のない場合もありますが、不整脈や心臓病、ストレス、自律神経の乱れなどが原因となっていることもあります。
動悸が繰り返し起こる場合や、胸の痛み、息切れ、めまいなどを伴う場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
このページでは、動悸の主な原因や症状、危険なサイン、応急処置、受診の目安、検査方法、予防法までを総合的に解説しています。
また、動悸に関する詳しい解説記事も掲載していますので、気になるテーマからぜひご覧ください。
動悸とは?
動悸とは、自分の心臓の鼓動を普段より強く感じたり、「ドキドキ」「バクバク」と脈を意識したりする症状のことです。
運動や緊張、興奮したときに一時的に起こる動悸は誰にでもみられますが、安静にしていても繰り返し起こる場合や、突然強い動悸が現れる場合は注意が必要です。
動悸の原因は、心房細動などの不整脈をはじめ、高血圧や心臓の病気、ストレス、自律神経の乱れ、貧血、発熱、カフェインの摂り過ぎなどさまざまです。
原因によって対処法や治療法が異なるため、症状が続く場合は医療機関を受診して原因を調べることが大切です。
動悸の原因とは?考えられる病気と危険な症状を解説
動悸は、「心臓がドキドキする」「脈が速い・乱れる」と感じる症状で、自律神経の乱れや心臓への負担によって起こります。
原因は大きく分けて、生活習慣による一時的なもの、心臓の病気、全身の病気の3つがあります。
動悸が起こる主な原因
- 生理的な要因
激しい運動、緊張、不安、強いストレス、睡眠不足、カフェインやアルコールの摂取などが原因で起こります。一時的なケースが多く、休息や深呼吸で改善することが特徴です。
- 心臓に関わる病気(心疾患)
不整脈、心不全、狭心症、心筋症などが関係する場合があります。脈が飛ぶ、急に速くなる、胸苦しさを伴う場合は注意が必要です。
- 心臓以外の病気
貧血、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、低血糖、更年期障害、パニック障害などでも動悸が起こることがあります。全身の代謝異常やホルモンバランスの変化によって、心臓が過剰に働いてしまうためです。
動悸の治し方
動悸は、ストレスや疲労、睡眠不足、カフェインの摂りすぎなど、日常生活の影響で起こることがあります。
まずは生活習慣を整えることが基本で、十分な睡眠を確保し、規則正しい食事と適度な運動を心がけることが大切です。
カフェインやアルコールの過剰摂取を控えることも症状の軽減につながります。
また、ストレスが原因の場合は、深呼吸や軽いストレッチ、リラックスできる時間を作ることが有効です。
ただし、動悸が頻繁に起こる場合や、息切れ・胸痛・めまいを伴う場合は、不整脈などの心疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。症状が続く場合は自己判断せず、早めに循環器内科を受診することが重要です。
動悸の治し方|急なドキドキを今すぐ落ち着かせる3つの応急処置
危険な動悸セルフチェック|受診が必要な症状
以下の症状に当てはまる場合は、単なる疲れではなく病気が隠れている可能性があります。
- [ ] 階段を上っただけで強い動悸がする
- [ ] 突然、脈が飛ぶ・乱れる感覚がある
- [ ] 動悸と一緒に、めまい・冷や汗・吐き気がある
- [ ] 胸の痛みや圧迫感を伴う
- [ ] 安静時でも10分以上動悸が続く
- [ ] 息切れや呼吸のしづらさがある
- [ ] 手の震えや急激な体重減少がある
- [ ] 夜中や明け方に突然動悸で目が覚める
- [ ] 動悸とともに失神しそうになる
特に「胸痛」「失神」「呼吸困難」を伴う場合は、重大な心疾患の可能性もあるため、早めの受診が重要です。
動悸は何科を受診する?病院に行く目安
動悸が繰り返し起こる場合や、チェックリストに複数当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 循環器内科:胸の痛み、息切れ、脈の乱れを伴う場合。不整脈や狭心症など心臓の異常を詳しく調べます。
- 心療内科・精神科:強い不安感、ストレス、パニック症状、過呼吸を伴う場合。
- 内科:どの診療科を受診すべきか迷う場合や、発熱・倦怠感・貧血症状を伴う場合。
診察時には、「いつ起こったか」「どのくらい続いたか」「何をしている時だったか」をメモしておくと診断に役立ちます。スマートウォッチや脈拍アプリの記録がある場合は、受診時に提示すると参考になることがあります。
動悸を予防する生活習慣と改善方法
動悸を予防する生活習慣と改善方法
動悸の予防には、自律神経を整え、心臓への負担を減らす生活習慣が大切です。
- 睡眠不足を避け、規則正しい生活を心がける
- カフェインやアルコールの摂りすぎを控える
- ストレスをため込まず、適度に休息を取る
- 喫煙習慣がある場合は禁煙を検討する
- ウォーキングなど軽い有酸素運動を継続する
- 塩分の摂りすぎに注意し、バランスの良い食事を意識する
一時的な動悸でも、頻繁に繰り返す場合は放置せず、原因を確認することが大切です。特に中高年では、不整脈や心不全の初期症状として現れるケースもあるため注意しましょう。
動悸の症状
動悸の感じ方には個人差がありますが、「心臓が速く打つ」「脈が飛ぶ感じがする」「胸がドキドキする」「脈が乱れているように感じる」といった症状が代表的です。数秒で治まる場合もあれば、数分から数十分続くこともあります。
また、動悸だけでなく、息切れや胸の圧迫感、めまい、ふらつきなどを伴うこともあります。これらの症状が繰り返し起こる場合は、不整脈や心臓の病気が隠れている可能性もあるため、早めに医師へ相談しましょう。
危険な動悸
一時的な動悸は心配のないこともありますが、強い胸の痛みや息苦しさ、冷や汗、意識が遠のく感じ、失神などを伴う場合は注意が必要です。心筋梗塞や重い不整脈など、緊急性の高い病気が原因となっている可能性があります。
また、動悸が長時間続く場合や、以前より症状が悪化している場合も放置は禁物です。特に高齢の方や心臓病の持病がある方は、早めに医療機関を受診し、必要に応じて救急受診も検討してください。
応急処置
動悸が起こったときは、まず慌てずに座るか横になり、ゆっくりと深呼吸をして安静にしましょう。ストレスや疲労が原因の場合は、落ち着くことで症状が軽くなることがあります。
動悸が起きたときの具体的な対処法や、自宅でできる応急処置については、こちらの記事で詳しく解説しています。
動悸の治し方|急なドキドキを今すぐ落ち着かせる3つの応急処置
何科を受診する?
動悸が何度も繰り返す場合や、安静にしていても改善しない場合は、循環器内科や内科を受診することをおすすめします。受診時には、いつから始まったのか、どのくらい続くのか、どのような症状を伴うのかを記録しておくと診断の参考になります。
受診の目安や緊急性の判断については、次の記事で詳しく紹介しています。
動悸が止まらない…何科へ行く?放置してはいけない危険な症状
検査
動悸の原因を調べるためには、心電図やホルター心電図(24時間心電図)、血液検査、胸部X線検査、心臓超音波検査(心エコー)などが行われます。症状が現れるタイミングや持病などに応じて、必要な検査が選択されます。
それぞれの検査で何がわかるのか、検査の流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
動悸の検査方法|心電図・ホルター心電図・血液検査を解説
予防
動悸を予防するには、睡眠不足やストレスを避け、適度な運動やバランスのよい食事を心掛けることが大切です。また、カフェインやアルコールの摂り過ぎ、喫煙なども動悸を引き起こすことがあるため、生活習慣の見直しも重要になります。
日常生活でできる具体的な予防方法については、次の記事をご覧ください。
動悸を予防する生活習慣と改善方法
夜の動悸
夜や就寝前に動悸を感じる方は少なくありません。疲労やストレス、自律神経の乱れだけでなく、不整脈や心臓病が原因となっている場合もあります。夜間の動悸が続く場合は、原因を確認するためにも医療機関で相談しましょう。
夜に動悸が起こる原因や、寝る前にできる対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
夜の動悸・心臓のドキドキを鎮める5つの対処法|寝る前の不安を解消
動悸と不整脈の違い
胸がドキドキする、脈が飛ぶように感じるなどの症状があると「不整脈ではないか」と不安になることがあります。しかし、動悸と不整脈は同じ意味ではありません。動悸は心臓の鼓動を強く感じる自覚症状のことで、不整脈は心臓の拍動のリズムや速さに異常が起こる状態を指します。
不整脈が原因で動悸を感じる場合もありますが、緊張やストレス、疲労、生活習慣などによって一時的に動悸が起こることもあります。そのため、動悸を感じたからといって必ずしも心臓の病気や不整脈があるとは限りません。
一方で、動悸が頻繁に起こる、脈が乱れる、息苦しさやめまいを伴う場合は、心臓の状態を確認することが大切です。心房細動など治療が必要な不整脈が隠れている可能性もあります。
動悸と不整脈の詳しい違いや原因、症状、受診の目安については、動悸と不整脈の違いとは?原因・症状・見分け方をわかりやすく解説をご覧ください。
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