心房細動と脳梗塞|血栓を防ぐために大切なこと

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心房細動と脳梗塞|血栓を防ぐために大切なこと

心房細動は、不整脈の中でも脳梗塞を引き起こすリスクが高い病気として知られています。

心房細動そのものが命に関わるとは限りませんが、心臓の中でできた血栓(血のかたまり)が脳の血管を詰まらせることで、重い後遺症や命に関わる脳梗塞を発症することがあります。

そのため、心房細動では脈の乱れだけでなく、血栓を予防する治療が非常に重要です。

この記事では、心房細動と脳梗塞の関係、血栓ができる仕組み、予防のために大切なポイントについて解説します。

心房細動の症状や原因、検査、治療法について詳しく知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】もあわせてご覧ください。

なぜ心房細動で脳梗塞が起こるのか

通常、心房は規則正しく収縮して血液を送り出しています。しかし、心房細動になると心房が細かく震える状態となり、血液が心房内に滞りやすくなります。

血液の流れが悪くなると血栓ができやすくなり、その血栓が血流に乗って脳の血管へ流れると、血管を塞いで脳梗塞を引き起こすことがあります。このタイプの脳梗塞は「心原性脳塞栓症」と呼ばれ、重症化しやすいことが特徴です。

脳梗塞のリスクが高い人

心房細動がある人すべてで脳梗塞のリスクが同じではありません。次のような条件があると、リスクが高くなると考えられています。

  • 高齢である
  • 高血圧がある
  • 糖尿病がある
  • 心不全がある
  • 過去に脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)を起こしたことがある
  • 血管の病気がある

医療機関では、これらの危険因子をもとに脳梗塞のリスクを評価し、抗凝固薬が必要かどうかを判断します。

血栓を防ぐ抗凝固薬

脳梗塞を予防するために重要なのが抗凝固薬です。抗凝固薬は血液を固まりにくくすることで、血栓ができるのを防ぐ働きがあります。

現在はDOAC(直接経口抗凝固薬)が広く使用されていますが、患者さんの病状によってはワルファリンが選択されることもあります。これらの薬は脳梗塞予防に高い効果が期待できますが、出血しやすくなる副作用もあるため、医師の指示どおりに服用することが重要です。

生活習慣の改善も重要

薬による治療だけでなく、日頃の生活習慣を整えることも脳梗塞予防につながります。

  • 血圧を適切に管理する
  • 禁煙を心掛ける
  • アルコールを飲み過ぎない
  • バランスのよい食事を意識する
  • 適度な運動を続ける
  • 十分な睡眠を確保する

また、糖尿病や脂質異常症などの基礎疾患がある場合は、治療を継続することも大切です。

脳梗塞が疑われる症状

次のような症状が突然現れた場合は、脳梗塞の可能性があります。

  • 片側の手足や顔の麻痺
  • ろれつが回らない
  • 言葉が出にくい
  • 突然の視野障害
  • 歩けないほどのふらつき
  • 強い意識障害

これらの症状は一時的に改善することもありますが、そのまま様子を見るのは危険です。発症から治療までの時間が重要となるため、すぐに救急要請や医療機関の受診を検討してください。

まとめ

心房細動は脳梗塞の重要な危険因子であり、心房内にできた血栓が脳の血管を詰まらせることで重篤な脳梗塞を引き起こすことがあります。そのため、抗凝固薬による血栓予防や生活習慣の改善、定期的な受診が欠かせません。

処方された薬を自己判断で中止せず、血圧や体重の管理、禁煙・節酒などを継続することで、脳梗塞のリスクを減らすことが期待できます。

心房細動の症状や原因、検査、治療法、再発予防まで詳しく知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】をご覧ください。

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