心房細動は、不整脈の一種であり、適切な検査によって診断されます。動悸や息切れなどの症状がある場合はもちろん、自覚症状がなくても健康診断で不整脈を指摘されたことをきっかけに見つかるケースも少なくありません。
心房細動を早期に発見し適切な治療につなげることは、脳梗塞や心不全などの重い合併症を予防するうえで重要です。この記事では、心房細動の検査方法や診断の流れについて詳しく解説します。心房細動の症状や原因、治療法、再発予防まで総合的に知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】もあわせてご覧ください。
心房細動が疑われる症状
次のような症状がある場合、医療機関で検査を受けることが勧められます。
- 脈が不規則に感じる
- 動悸が続く
- 息切れしやすい
- 胸の違和感や圧迫感がある
- めまいやふらつきがある
- 健康診断で不整脈を指摘された
症状が一時的に治まっていても、発作性心房細動の場合は検査で異常が見つかることがあります。
心電図検査
心房細動の診断で最も基本となる検査が心電図です。胸や手足に電極を装着し、心臓の電気的な活動を記録します。
心房細動では、正常な規則的な波形ではなく、不規則な心拍を示す特徴的な波形が確認されます。検査時間は数分程度で終了し、痛みもありません。
ただし、発作が起きていないタイミングでは正常な波形となることもあります。
ホルター心電図
通常の心電図では異常が確認できない場合には、24時間から48時間程度、携帯型の記録装置を装着するホルター心電図検査が行われます。
日常生活を送りながら心電図を記録できるため、一時的に起こる発作性心房細動の診断に役立ちます。症状が現れた時間と照らし合わせて解析することで、より正確な診断につながります。
心エコー検査
心エコー(超音波)検査では、心臓の大きさや動き、弁の状態、心臓の機能などを確認します。
心房細動そのものを診断するというよりも、心臓弁膜症や心不全など原因となる病気がないかを調べたり、治療方針を決めたりするために重要な検査です。
血液検査・その他の検査
必要に応じて、次のような検査が追加されることがあります。
- 血液検査(甲状腺機能や腎機能などの確認)
- 胸部X線検査
- 長時間心電図(イベントレコーダーなど)
- CT検査やMRI検査(必要な場合)
これらの検査により、心房細動の原因や合併症の有無を総合的に評価します。
診断後の流れ
心房細動と診断された後は、症状や年齢、基礎疾患、脳梗塞のリスクなどを総合的に評価し、治療方針が決定されます。
治療には、脈拍を整える薬や抗凝固薬による薬物療法、カテーテルアブレーションなどがあります。また、高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、その治療も並行して行われます。
治療開始後も定期的な診察や検査を受け、症状や心臓の状態を確認しながら治療を継続することが大切です。
まとめ
心房細動の診断では、心電図が最も基本となる検査です。必要に応じてホルター心電図や心エコー検査、血液検査などを組み合わせることで、発作性心房細動や原因となる病気の有無を詳しく調べます。気になる症状や健康診断での指摘があった場合は、早めに循環器内科を受診しましょう。
心房細動の原因や症状、治療法、日常生活での注意点について詳しく知りたい方は、心房細動とは?症状・原因・治療法から再発予防まで徹底解説【記事一覧】をご覧ください。
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