生活習慣をあらためる

心臓病があると、爆弾を抱えたような思いでいる人も多いことでしょう。無理もありません。しかし、病気の知識を持ち必要な注意を守れば、必ずしも病気を恐れることはありません。
必要以上に心配したり運動を制限すると、それだけで寿命が縮まることもわかっています。
過剰なストレスも心臓に大きな影響があるということです。
心身ともに負担がかかり過ぎない生活を心がけますが、それは心臓病を持たない人にも通じる生活の基本です。必要な診察と検査を受け、自分の状態に合ったペースを築きましょう。仕事や家事への復帰は主治医と相談し、心臓の回復の程度に合わせ、少しずつペースを戻していきましょう。残業が多かったり、肉体労働がきつい場合は会社と相談することも必要でしょう。

心臓に負担がかからない生活とは?

  • 入浴
  • 熱い湯に長時問入るのは、心臓への負担が大きくなります。浴室と更衣室を十分に温め、胸から上を出した半身浴がおすすめです。できるだけ家族がいる時間帯に入浴するのが安心です。

  • 気温・天候
  • 急激な寒暖差は心臓に負担をかけます。冷たい外気に触れるときは、急激に飛び出さず、ゆっくりスタートします。
    冬や天候の不順な季節は、脱ぎ着が簡単な重ね着をしたり、マフラー、手袋、帽子などを活用するとよいでしょう。強い日差しや高温もできるだけ避けましょう。

  • 水分補給
  • 運動の前後、入浴後、起床後は、水分の補給を忘れずに行いましょう。とくに長時間、水分をとらない状態が続く起床後は、コップ1杯のの水分補給が重要です。心不全やその傾向がある人では水分制限が必要な場合があります。具体的には主治医の指示に従います。

  • 便秘を防ぐ
  • いきみは血圧の上昇を招きます。便秘を防ぐ意味でも水分補給は大切です。不足がちな食物繊維を十分にとり、用便のリズムを整えることも大切です。適切な運動量を行うことは腸の動きを活発にし、便秘予防に役立ちます。
    便秘を解消しよう!」というサイトが参考になります。

  • 睡眠
  • 昼間の活動で多少疲れたり緊張が続いても、睡眠を十分にとることができれば、体力は回復しますし、精神的なストレスも軽減されます。忙しいときほど、睡眠時間を確保しましょう。クラシック音楽やゆったりした音楽を就寝前に聞くとリラックスし、よく眠れます。「心地よい音楽で快眠を」では、リラックス出来る音楽などを紹介しているサイトですがおすすめです。