「突然、心臓が波打つようにドキドキする」「胸が締め付けられるような違和感がある」……。このような動悸を経験すると、何か大きな病気ではないかと不安になりますよね。動悸の原因は、一時的なストレスや生活習慣によるものから、専門的な治療が必要な疾患まで多岐にわたります。
本記事では、心臓がドキドキする主な原因から、症状を和らげるための即効性のある対処法、さらには見逃してはいけない受診の目安について分かりやすく解説します。
心臓がドキドキするのは病気?動悸の原因とすぐに試せる対処法
1. 心臓がドキドキする「動悸」の正体
ふとした瞬間に心臓の鼓動を強く感じたり、速く打っているように感じる状態を動悸と呼びます。多くは運動後や緊張、ストレス、驚きなどによる一時的な生理反応ですが、自律神経の乱れや体調変化によっても起こります。特に夜や安静時に感じる場合は、不安や疲労の影響を受けやすいとされています。
2. 考えられる主な原因
動悸の原因は一つではなく、複数の要因が重なって起こることもあります。代表的なものは次の3つです。
- 精神的・生理的要因:ストレス、緊張、睡眠不足、疲労、カフェインやアルコールの摂取などにより自律神経が乱れ、心拍が不安定になることがあります。特に夜間は副交感神経の切り替えがうまくいかず、動悸を感じやすくなります。
- 疾患による要因:不整脈、心不全、弁膜症などの心疾患のほか、甲状腺機能亢進症、貧血、脱水など心臓以外の病気が原因になる場合もあります。
- 薬剤や生活習慣の影響:風邪薬や喘息薬、一部サプリメントの刺激作用、喫煙などが心拍数に影響を与えることがあります。
3. すぐに試せる「ドキドキ」を鎮める対処法
動悸を感じたときは、まず落ち着いて身体をリラックスさせることが重要です。
- 安静にして深呼吸する:椅子に座るか横になり、鼻から吸って口からゆっくり吐く腹式呼吸を繰り返すことで、自律神経が整いやすくなります。
- 水分をゆっくり摂る:コップ一杯の水を少しずつ飲むことで、循環が安定しやすくなります。脱水傾向の改善にも役立ちます。
- 首や手首を軽く冷やす:冷水で顔を洗う、または手首を冷やすことで交感神経の過剰な働きを抑えやすくなります。
- 手首のツボを押す:内関(手首のしわから指3本分ほど肘側)をゆっくり押すことで、リラックスを促す効果が期待できます。
4. 病院を受診すべき危険なサイン
以下の症状がある場合は、単なるストレスではなく心疾患などが隠れている可能性があるため、早めに循環器内科などの受診が推奨されます。
- 強い胸の痛みや圧迫感がある
- めまいや失神しそうな感覚がある
- 息切れが強く、安静でも苦しい
- 動悸が長時間続く、または頻繁に繰り返す
- 夜間や安静時にも突然発作的に起こる
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