受動喫煙 危険 年間15000人が死亡しています。受動喫煙は、たばこを吸わない人が喫煙者の吐く煙草の煙で害を受けることですが、これが原因で死亡する人が日本国内で年間で1.5万人にものぼるという報告です。厚生労働省が2016年5月にまとめました。この数字は衝撃的です。
受動喫煙 危険
受動喫煙は、健康に対する重大なリスクを含む深刻な問題です。たばこの煙に含まれる有害な化学物質を吸い込むことで、受動喫煙者も健康被害を受ける可能性があります。これらの化学物質は、がん、心血管疾患、呼吸器疾患など、様々な健康問題を引き起こすことが知られています。
2010年時点での推計では6800人でしたので大きく上回る具体的な数値として発表されました。そのあとに脳卒中との因果関係が明らかにされて、脳卒中により死亡者数も上積みされたことも数が大幅に増えた要因とされています。
受動喫煙の割合や、受動喫煙と因果関係があるとされる肺がん、心筋梗塞を中止とする虚血性心疾患、脳卒中などによる死亡統計をもとに年間の死亡者数を推計。
たばこを吸う人の近くにはいかないことも大切ですが、パートナーや夫婦ではお互いに禁煙をすすめることが重要です。
受動喫煙のリスク
- がんリスクの増加: 受動喫煙によってがんのリスクが増加する可能性があります。特に肺がんや口腔がん、尿路がんなどのリスクが高まります。
- 心血管疾患: 受動喫煙は心臓や血管に損傷を与え、心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。心臓発作や脳卒中などのリスクが高まります。
- 呼吸器疾患: 受動喫煙は、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の発症や悪化に関連しています。
- 妊娠関連のリスク: 妊婦が受動喫煙にさらされると、流産、早産、低体重出生児などのリスクが増加する可能性があります。
受動喫煙のリスクを最小限に抑えるためには、喫煙者が喫煙をやめることが最も効果的です。また、屋内や公共の場所での喫煙を禁止する政策の実施や、喫煙者と非喫煙者を分けるための適切な施策が重要です。
喫煙者と受動喫煙のリスク
喫煙者と受動喫煙者の両方が、たばこの煙による健康リスクにさらされますが、その影響の度合いは異なることを自覚することがとても大切です。
- 喫煙者のリスク:
- 喫煙者は直接たばこの煙を吸い込むため、がん、心血管疾患、呼吸器疾患などの疾患のリスクが高まります。これらの疾患は、たばこの煙中の有害物質によって引き起こされます。
- 喫煙者の健康リスクは、長期間の喫煙や日常的な喫煙量に比例して増加します。つまり、喫煙量が多いほど、健康リスクも高まります。
- 受動喫煙者のリスク:
- 受動喫煙者は、喫煙者の近くにいることで、喫煙者が吸い出したたばこの煙を吸い込みます。そのため、喫煙者と同様の健康リスクがあります。
- 受動喫煙者の健康リスクは、喫煙者の煙にさらされる頻度や時間によって異なります。長期間、密閉された空間で喫煙者の近くにいるほど、健康リスクが高まります。
喫煙者と受動喫煙者の両方が健康リスクにさらされるため、受動喫煙の被害は決して軽視されるべきではありません。公共の場所や屋内での喫煙を制限する政策や、喫煙者支援プログラムの実施など、喫煙と受動喫煙の両方を減らすための努力が重要です。
5月31日の世界禁煙デーがきっかけになって多くの人が禁煙できるといいと思います。禁煙はこちら。