心臓の疲れは睡眠中の姿勢にも影響する

こちらでは心臓は姿勢が大事ということを紹介しましたが、睡眠中の姿勢も非常に重要だということです。最近の研究で、「心臓が弱っている人は、体の右側を下にして寝る傾向があり、それが心臓の機能に明らかに関係していることがわかった」という報告があります。

データを見ると、健康な人の場合は右側、左側のどちらを下にするかはほぼ半々ですが、心臓が弱っている人はかなり高い割合で右側を下にして寝ているようです。どうしてそうなるのかといいますと、体の右側を下にして寝るほうが、左側を下にするよりも心臓にかかる重みが少なく、血液を押し出す負担も軽くなるのです。

健康ならば、おなじ側ばかりを向いて寝ることはストレスになるはず。なのに、心臓が弱っていると、無意識のうちに少しでも楽な側ばかり向いてしまうというわけです。睡眠中にどんな姿勢をしているのかは、自分ではなかなか知りにくいことですが、もし、毎朝、目覚めたときにいつも体の右側を下にしているようならば、「心臓が弱っているのかもしれない」と考えなければいけません。

心臓が弱っていると、当然のことながら、心筋梗塞などの心臓疾患を招く原因になります。とくに冬場は、寒さで血管が収縮して血流が下がることで、心臓の負担が重くなる季節です。また、自律神経も乱れがちで、心臓病の危険性も高まります。この季節にこそ、疲れている心臓をいたわり、元気にすることが大切です。