心臓の疲れ 睡眠中の姿勢 がとても大きく関係しちている 右側を下にして寝ているのなら

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心臓の疲れ 睡眠中の姿勢

心臓の疲れ 睡眠中の姿勢 がとても大きく関係しちていることをご存じでしょうか。こちらでは心臓は姿勢が大事ということを紹介しましたが、睡眠中の姿勢も非常に重要だということです。最近の研究で、「心臓が弱っている人は、体の右側を下にして寝る傾向があり、それが心臓の機能に明らかに関係していることがわかった」という報告があります。

心臓の疲れ 睡眠中の姿勢

 

データを見ると、健康な人の場合は右側、左側のどちらを下にするかはほぼ半々ですが、心臓が弱っている人はかなり高い割合で右側を下にして寝ているようです。どうしてそうなるのかといいますと、体の右側を下にして寝るほうが、左側を下にするよりも心臓にかかる重みが少なく、血液を押し出す負担も軽くなるのです。

健康ならば、おなじ側ばかりを向いて寝ることはストレスになるはず。なのに、心臓が弱っていると、無意識のうちに少しでも楽な側ばかり向いてしまうというわけです。睡眠中にどんな姿勢をしているのかは、自分ではなかなか知りにくいことですが、もし、毎朝、目覚めたときにいつも体の右側を下にしているようならば、「心臓が弱っているのかもしれない」と考えなければいけません。

心臓が弱っていると、当然のことながら、心筋梗塞などの心臓疾患を招く原因になります。とくに冬場は、寒さで血管が収縮して血流が下がることで、心臓の負担が重くなる季節です。また、自律神経も乱れがちで、心臓病の危険性も高まります。この季節にこそ、疲れている心臓をいたわり、元気にすることが大切です。

心臓が弱っている人が「右側を下にして寝ている」という現象は、医学的にも一部で支持される観察です。心臓に問題がある場合、体の向きや姿勢が症状に影響を及ぼすことがあります。以下にその理由を説明します:

右側を下にして寝る理由

  1. 左心系への負担軽減:
    心臓の左側(左心房と左心室)は全身に血液を送り出す重要な役割を果たしています。左側を下にして寝ると心臓に圧力がかかると感じる人がいるため、無意識に右側を下にして寝ることで負担を軽減している可能性があります。
  2. 不快感の軽減:
    心不全や狭心症などで胸の不快感がある場合、右側を下にする姿勢が症状を和らげると感じる人がいることが観察されています。
  3. 呼吸の補助:
    左側を下にした姿勢では横隔膜の動きが制限され、呼吸が苦しくなることがあります。特に心臓の機能が低下している人にとっては、右側を下にした方が楽に呼吸できる場合があります。

注意点

ただし、姿勢の選択だけでは病状が改善するわけではありません。心臓に負担がかかる病状では、適切な医療的ケアが必要です。
また、左側を下にして寝ると消化器系に良い効果があるという意見もありますので、体全体の健康状態によっては、寝る姿勢を工夫するのが良いでしょう。

もし寝る姿勢に関して不安がある場合や、胸の痛みや動悸などの症状が続く場合は、医師に相談することをお勧めします。

弱った心臓を元気にする

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