血糖値が高い場合に生活をする上で気を付ける点

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糖尿病には多数の危険因子が

高血糖が続くと「糖タンパク」というイブ室ができ、さまざまな影響を及ぼします。まず細い動脈硬化による腎不全などが引き起こされます。
脚などの閉塞性動脈硬化症もおこりやすく、足先が壊死してしまうケースもあります。

糖尿病の3大
合併症である糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害は、いずれも血管の障害が主な原因です。糖尿病では全身の動脈硬化も進行させてしまいます。

糖尿病の初期では、インスリンの感受性が低下するため必要以上にインスリンが分泌され、高インスリン血症になっている例が多くみられます。
高インスリン血症は中性脂肪を高くします。ナトリウムが体内に貯留し、高血圧も合併しやすくなります。

つまり糖尿病は、虚血性心臓病の原因がそろうデパートのようなものです。

境界型の段階から注意

糖尿病の検査で、境界型といわれると、「まだ大丈夫」と考える人が少なくありません。しかし、境界型は糖尿病の予備軍です。この投階から運動不足などの原因を取り除くことが必要です。糖尿病の診断がつくと、血糖値とヘモクロビンHbalc。)を検査し、コントロールします。Hbalcは過去1~2か月間の血糖のようすが反映されるため、より確実な検査といえます。

糖代謝のために運動は必要

治療の基本は、食事療法と運動療法で、この2つがうまくできると、薬を使わずにすませることも可能です。もちろん禁煙が必要です。運動はエネルギー消費を増やすだけでなく、糖代謝そのものを円滑にする作用があります。
ストレスは血糖を上げるので、ため込まないことが大切です。糖尿病の食事は、健康食ともいわれます。食品の種類に制限はなく、むしろ、多種多様の食品をとり栄養バランスを撃えることが大切です。
避ける必要があるのは、食べ過ぎと飲み過ぎです。最近、話題になっているのは、GI(グリセミックス・インデックス) 値の研究です。GI値の低い食品は、血糖値を急激に上げないため、高血糖が起こりにくいのです。
日本では低インスリンダイエットとして話題になりましたが、欧米では、糖尿病の治療食として研究されています。GI値の低い食品は、穀物では精製度が低いもの、野菜では食物繊維の多いものに多く、海藻や豆腐などもG l倍が低いそうです。GI値の低いものを選んで食べるのではなく、同じ栄養素を含んだ食品であれば、よりG I値の低い食品を選ぶなどの活用法がよいでしょう。ただ、この研究は発展途上なので、しばらくようすを見るのがよさそうです。

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